saikai

hisamitu氏作

Sorry Japanese only

-----------------------再会


僕の名前は須藤隆史、現在高校2年である。

いつものように授業を終えバスに乗り出発しようとしたそのとき、隣に一人の女子高生が座った。

ふと彼女の顔を見たとき僕ははっと驚いた。

彼女の名前は藤永美希、中学時代の同級生で現在は違う高校に通っている。美希とは3年間同じクラスでよくしゃべったりしていた。

あの事件までは…     

あれは僕が中学3年のとき、夏休みが終わりみんな受験勉強で忙しい頃だった。僕は昼休み、弁当を食べおわり、校庭でサッカーをするために急いで廊下を全速力で走っていた時だった。

その時、ちょうど階段をあがってきた美希が角から急に出てきて僕はとまることもできず美希とぶつかってしまった。

僕は頭を打ったがたいしたこともなくすぐに立ちあがった。しかし美希はぶつかった衝撃で「きゃぁぁ〜」という悲鳴とともに階段から転げ落ちてしまったのだ。

僕はあわてて階段を下り、美希に「大丈夫か!?」と聞いた。

しかし美希は「あぁぅ、痛い、痛いよぅ」と涙で顔をぐちゃぐちゃにしながら泣き叫ぶ。僕は「どこが痛いんだ!?」と聞いた。

美希は「腕がぁ、両腕がぁ…」とかすれるような声で言った。

見ると美希の両腕は変な方向に曲がっていた。僕は急いで先生を呼び、美希は救急車で病院に運ばれた。

そして先生から聞いたところ美希は両腕複雑骨折で全治3ヵ月ということだった。僕はもうしわけない気持ちでいっぱいだった。そして病院へ謝りに行った。

しかし美希は会ってくれなかった。
何度も病院へ行ったが結局美希は一度も会ってくれなかった。
やがて美希は退院し、学校へ登校してきた。

美希は両腕を肘のうえから腕の先まで真っ白なギプスで固められ、左腕のギプスを三角巾で吊ったとても痛々しい姿だった。


僕は美希のところへ行ったが口もきいてくれず、目も合わそうとしなかった。美希は友達にノートをとってもらい食事もトイレも全部友達に手伝ってもらっていた。

僕はそんな美希の痛々しいギプス姿に申し訳ない気持ちとともに何とも言えない興奮を覚えた。残暑で暑い中、両腕のギプスが蒸れて気持ち悪るそうな姿や友達にギプスに落書きされてる姿など、僕の目は美希のすべての行動を追っていた。



やがて美希はギプスもとれ、卒業を迎えた。それ以来美希とは会っていなかった。美希のギプスの姿だけがずっと頭の中に残ったまま…     

 美希は僕を見た瞬間、席を立とうとした。僕はとっさに「待って!」と言った。

美希は「何よ?」と言った。


僕は「ずっと謝りたかったんだ、きみをあんな痛々しい姿にしてしまって本当に申し訳ないと思っているんだ。」と必死にあやまった。


すると美希は「私、別に怒ってないよ…」とそっと言った。

僕は予想外の答えにとても驚き「じゃあ何でしゃべってくれなかったんだ?」と尋ねた。すると美希は

「実は私、あの時わざと階段から落ちたの…昔から大怪我してギプスをはめてみたいと思ってたの。

私がわざと落ちたのに須藤くんが悪者になっているのがとても苦しかったの。もし須藤くんが私がわざと落ちたのを知ってたらどうしようと思ったの…ごめんなさい」と泣きそうな顔で言った。


僕は何だかホッとした。そして「そうだったのか。藤永さんはギプスに興味があるの?」と尋ねた。美希は「ええ、あの拘束感が何とも言えないの。両腕にギプスした時は最高だったわ。


両腕をL字に固められた不自由さはたまらなかった。私って変かな?」と尋ねた。僕は「そんなことないよ。実は僕もギプスが好きなんだ。

藤永さんがギプスしているのをみて興奮してたんだ。」と答えた。美希は微笑んで「よかった、私だけじゃないんだ。

そうだ、これから私の家に来ない?私、誰にも内緒でギプス包帯買って家でたまに自分でまいてるの。

須藤くんもギプスしてみれば?」と言った。僕は間髪いれずに「行く!」と答えた。美希の家はその日はちょうど誰もいなかった。美希は部屋のおしいれの奥から大量のギプス包帯を出してきた。

「じゃあ、私は両腕。須藤くんはどうする?」と美希は尋ねた。僕は「じゃあ右腕と左脚にするよ」と答えた。美希はまず僕の左脚に手際よくギプスを巻きはじめた。僕が「ギプス巻くの上手だね。」と言うと美希は「何たって病院で本物みてるからね!」と得意気に答えた。


そしてあっと言う間に僕の右腕と左脚にギプスがはめられた。初めての何とも言えないほど快感だった。そして次に美希自分の左腕にギプスを巻いた。

そして「自分じゃできないから右腕は須藤くんが巻いて。」と言った。僕は美希にアドバイスをもらいながら何とか美希の右腕にギプスを巻いた。そして僕達は何のためらいもなくベットへ向かった。

僕は美希のうえに乗り左手で美希の服をゆっくりぬがし、裸にした。僕も自ら服を脱ぎ美希と抱き合った。ギプスとギプスが当たり固い音がする。僕たちは時間をわすれてギプスセックスを楽しんだ。

やがてよるも遅くなり、僕はギプスをはずして帰る支度をした。そして「今日はありがとう。

こんな楽しかったの初めてだよ」と言った。美希は「私もこんなに楽しかったのはじめて。よかったら私たち付き合わない?」と言った。僕は「うん。」とだけ言った。


それから3年。今も僕と美希のギプスでつながれた関係はつづいている。                       
 終わり