自爆エッセイ
― how to 自爆

Ray

Sorry Japanese only


VIPの皆様、初めまして、Rayです。
Chatの自己紹介欄をご覧になった方は、ご存知かと思いますが、私は、
今日までたくさんの骨折やギプスを経験しました。

小学生の時に巻いた石膏ギプスから始まり、不注意や事故を重ね続け、
骨折だけでも20箇所以上の骨を折りました。
左足をギプスした受傷だけを数えれば、19回…いえ、現在治療中の靭帯断裂と骨折で、
20回目だと思います。
ギプス固定で治療した回数は、すでに数えきれません。

え?羨ましい?
そんな風に言ってもらうと、嬉しいですね。
ギプス固定の回数を自慢できたことなんて、このサイトを知るまでありませんから。

ところであなたは、
自爆についてどうお考えですか?
「自爆」「自虐」…何だかゾクゾクする言葉ですよね。
交通事故も不注意で起きた事故も、不慮のことです。
日常生活で、数多く体験できることではありませんよね。
そこで、ギプスをしたい時に自分でできる自爆に惹かれる訳です。
私も、LLCの経験がないので、いずれは挑戦してみたいと思っています。
今回、私がVIPページにこのようなエッセイを投稿しましたのは、
多くの方が自爆に興味を持ち、
いつかやってみたいと望んでいることを知ったからです。

先日、NORIKKUさんとお会いしました。
NORIKKUさんのもとには、自爆の相談が絶えないそうです。

あまり痛い思いはしたくない
僕は、見ているのが専門だから…
そんな風に考えている方も多いと思います。
でもどうでしょう、
もし、簡単に、痛みも少なくしてギプスが巻けるとしたら?
自分が患者になり、正々堂々と整形外科に通えるとしたら?

とても素敵なことだと思いませんか?

自ら、怪我を望む自爆は、加減が大変難しいところです。
一生後遺症の残る骨折を望む方もあるでしょうが、たいていの方は、普段の生活に大きな支障を残すほどの自爆は、避けたいのではないでしょうか。
私が初めて体験した自爆は、高校生の時でした。
ある事情で代表選手から逃れるための言い訳が欲しかったのです。
軽い捻挫を狙って、二階から飛び降りたのですが、入院が必要なほどの骨折をしてしまって、激しく後悔しました。
もっと軽症で、確実にギプスが巻けないだろうか?
それが私の今後のテーマでした。

ところで私は、今年の11月の半ばに、このサイトを知り、NORIKKUさんにメールしました。サイトに投稿を希望し、CHATも始めました。
CHATで知り合った方々は、ビックリするほど骨折や整形外科の知識を持った方、腕ギプスが好きな方、松葉杖に憧れている方、自爆を望んでいる方、年齢も性別も好みもさまざまですが、皆さん優しく楽しい方ばかりです。
私の怪我を心配してくださったり、ご忠告頂いたり、毎晩楽しい時間を過ごさせていただいています。
誰にも言えないこんな趣味を、語り合えるこのサイトにとても感謝しています。

「自爆に憧れています」
「松葉杖をついて歩いてみたい」
「酷い怪我をしてみたい」
「とにかくギプスを巻いてみたい」

そんな切なる願いを実現するために、私がお役に立てるかもしれません。
そして私は、酷く見える怪我を作る事ができました。
実際には、すごく単純な方法で「自爆」というよりは「お遊び」のようですが、私はこの方法で5回もギプスを巻いてもらっています。
残念ながら、この自爆法では、重症患者にはなれませんけどね。
本当に大した自爆では無いですよ。個人差は大きいと思いますが、あなた次第でギプス装着は可能でしょう。
私はこれを
プチ自爆 と呼んでいます。
どうするのか知りたいですか?
わかりました。
なるべく分かりやすく、具体的に説明していきたいと思います。
今回は、始めてですし、経験豊富な
足の怪我で説明いたします。
ギプスは
ショートギプスになりますが、よろしいですか?

今回は、自爆の目的を
足ギプスを巻きたい!
松葉杖をゲットしたい!

というものに絞りたいと思います。
でも慎重に考えて行動してくださいね。
できることなら、私はあなたに怪我をして欲しくないのですから。

それでは、まず、下の質問に
YESNO
で答えてください

● 少しの痛みにも耐えられない
● 演技力は皆無だ
● 嘘はつけない
● 一気にバキッと骨折したい
● LLCじゃないと嫌だ
● 病院は1箇所しか行かない
● 完全に1人になれる空間が全くない


どうでしたか?
YESはありましたか?
いくつかの
YESがあるようでしたら、残念ながら、この自爆法はあなたに向いていないのかもしれません。


ギプスが巻きたい

病院で、ギプス治療を行ってもらうためには、それなりの怪我をしなければ
なりません。
一般的に骨折ですね。
ところが、案外簡単に、骨折以外でもギプスは巻いてもらえるのです。

骨折の次に多いギプス治療は捻挫でしょう。
でも、故意に
捻挫をするなんて骨折するより難しいでしょうね。
ところが、私はこの捻挫を作りたいと思っているのです。

用意する材料はこちらです。

ビール、ワインなどの瓶
靴下、または包帯

たったこれだけです。
瓶の中身の有無は、どちらでもかまいません。
クリスマスですし、シャンパンの瓶でもいいですね。

では、やってみましょう。
注意していただきたいのは、とがった物や、力が一箇所に集中するような金づちなどは使わないということです。

打撲ではなく、捻挫で治療に行くのですから、間違っても傷などは作らないよう、注意してくださいね。
傷や不自然なあざができてしまった場合は「コンクリートの階段で転んだ」などの言い訳も考えてください。

痛みも若干軽減するので、始める前に靴下や包帯で足を保護してください。

早い話が、捻挫をしたい方の足を叩くのですが、コツコツと飽きずに叩いていると、
ビックリするほど腫れあがるのです。
痛みに弱い方は、あらかじめ正座して足をしびれさせてから始めても良いですし、弱い力で少しずつ叩くのもいいでしょう。
少しずつ力を入れていけば、たやすいとさえ思います。
叩く場所は、くるぶしを中心に、足の甲、足の裏などもまんべんなく頑張ってみてください。
ポイントをいくつか説明します。

実際に試してお見せしたかったのですが、現在、私の左足首は内外の靭帯断裂と2箇所の骨折があり、どうしても右足を傷つけることができませんでした。

ポイントマーカーの位置、分かりますか?

足フェチの方には、汚い写真で大変恐縮なのですが、左の写真をご覧下さい。

少し出っ張った、小指の延長上の骨です。
ある整形外科のドクターは、
こちらの骨が一番折れやすいと言っていました。



また、足の甲も、叩くことによって、細かいヒビが入り、私は2回、別々の病院で
疲労骨折と診断されました。

捻挫とは、時には骨折より強い痛みを伴いますが、普通のレントゲンには写らないため、ドクターにも本当に捻挫しているのか判断できないのです。
患者がひどく痛がっていて、なおかつ腫れが強く、更に患者がギプスを希望すれば、骨折が無くてもギプスは巻いてもらえます。

ただし、
絶対ギプスが巻いてもらえるか?は、保障できませんが。
ドクターにはそれぞれ自分の治療法があり、「絶対にギプスは巻かないぞ!」
というドクターもいらっしゃいます。
そういう時は素直に諦め、次の病院を目指しましょう。
この時に、「ほねつぎ」などの接骨院は避けた方がいいでしょう。
私の経験では、総合病院の若いドクターがお勧めです。
個人病院なら、小奇麗な病院の「最近2代目が跡を継いだ」なんてところが
よさそうですね。

この自爆で受傷する怪我の程度ですが、叩き方の加減で、かなりの個人差が
あるでしょう。
「捻挫」のつもりで病院へ行っても、私のように骨折している可能性だって
高いのですから。

この時の痛みですが、所詮打撲ですので、実際の捻挫よりははるかに少ない
です。
あるとき私は、プチ自爆後に「疲労骨折」と診断され、シーネ固定されまし
た。
ところが、大事なデートがあることを家に帰ってから思い出したのです。
松葉杖で行きたくなかった私は、包帯を解き、靴を履いて、出かけましたが、
普通に歩くことができました。
もちろん、これも個人差が大きいでしょう。

診察を受けて、腫れが強い場合は、シーネ固定となる確率が高いです。
シーネとは、ギプスのような素材の、副木の役割をする板のことです。
骨折でも同様の治療で、1〜2週間後にギプスになる場合もありますが、「ギ
プスがしたい」という目的の方は、少しでも早く申し出るべきです。

「再度転んだ」
「しっかりと固定したい」
「ギプスにすると歩けると聞いた」
「動かすと痛みが酷い」

など、言ってみるのもよいでしょう。
シーネはヒールが無いため足をつけないのですが、ギプスならヒールという
ギプスの靴底をつけることができるのです。
とにかく、ドクターに自分の希望をしっかり伝えましょう!



松葉杖が使いたい


先日、掲示板で、捻挫を治療に行ったのにギプスどころか松葉杖ももらえな
かった…という書き込みを見つけました。
やはり最初が肝心です。間違ってもスタスタと診察には歩いて行かないで下
さい!

名前:投稿者 投稿日:2003/12/03(Wed) 19:17

はじめましてー。
以前からこのHPにお世話になってるものです!
昨日バレーやってて足首ひねって、痛みもあってはれてきたし、
超うれしくて今日病院行ったら、ただの軽い捻挫だと言われ、
湿布と包帯だけの処置で、松葉杖もなしでした(;ー;)。
あんな痛かったのに…。
で、質問なんですが、捻挫で固定&松葉杖になるのって、けっこう
痛みとかはれとかあるんですか?
どの程度になったら松葉杖つけるのか、教えてください!

3 名前:管理者 投稿日:2003/12/03(Wed) 19:28
お答えします
こういった場合は、おおよそですが 痛がり方によって対応が
変わるようです。
単なる捻挫でも 「痛くて歩けないです」といえばそれで
松葉杖になれます。 本当です。
何故なら患者が歩けないと言ったからです。

痛がる患者=酷い捻挫=固定力のあるギプス=松葉杖

恐らく歩いて病院にいきましたね?  おんぶあるいは
車からは借りた杖で病院内へ行くべし
今からでも腫れているのであれば医者に行き痛いの連発で
松葉杖! うまくすればギプスの可能性だって・・・
4 名前:nossy 投稿日:2003/12/03(Wed) 20:26
固定が決まれば、もう一頑張りしてギブスをゲットして下さい。
捻挫ならシーネ固定になると思いますがが、医者の話の中で”ギブス”が出てきたらそれとなく食い付いて下さい。
医者にギブスとシーネ固定の違いを説明させ、「ちゃんと直したいので…」とか「シーネは外してしまいそう…」とか言ってギブスにして欲しいと言いましょう。

ぜひギブス&松葉杖ゲットして下さい。
5 名前:Ray 投稿日:2003/12/04(Thu) 01:52
リハビリ専門みたいな病院はギプス巻きたがらないですね。
Norikkuさんのおっしゃる通り「痛くて歩けない」というべきです。
そして歩けても決して歩いては駄目です!
案外、大きな総合病院の方が、私の経験からいうとギプスを巻いてくれ
ますね。
私も来週ギプスになりそうです。頑張ろうね☆
6 名前:投稿者  投稿日:2003/12/04(Thu) 21:26
ありがとうございました!
うーん、そうか…もっと大げさに痛がればよかったなー。
私は関節がやわらかいらしく、捻挫とかしづらいんです…(悲)
今度病院に行ったとき、ちょっと痛がってみますね


と、このような内容です。
ここで、投稿者の方は、「今度病院に行った時、痛がってみる」とありますが、病院も親切に手当てをしてくれるのは、怪我をして3日ぐらいです。
仮に1週間経ってしまうと松葉杖は借りにくいですね。
それならば、翌日トライするか、別の病院へ行かれることをおすすめします。

この、
コツコツ叩く自爆法は、広い範囲を叩くことにより、足全体が腫れ、毛細血管が切れて、熱を伴った内出血状態となります。
ですから、仮に叩き始めたのが3日前でも、
昨日受傷したかのような新鮮さがあるのです。
本当に捻挫をしてしまった時に、トッピングとして使うこともできますね。
打撲箇所を触れられると痛みますので、演技に自信の無い方も試す価値はあると思います。
この方法は、足だけでなく、手や顔にも使用できますが、しっかりと、確実に叩き折るのは難しいと思います。
一気にバキッとやりたい方は、第三者に頼んでねじり折ってもらった方が、有効のようです。
LLCをご希望の方は、よほど
酷い骨折か、膝より上部の受傷でなければ難しいそうです。
叩き折る場合は、
膝か大腿骨の先端が狙い目と聞きました。
膝の外側の出っ張った骨にヒビが入り、見事にLLCをGETされた方もいます。
この方は、シャワーヘッドで軽く叩いただけだったそうです。


大した内容では有りませんでしたが、
何かのお役に立てたら嬉しく思います。


May all your wishes come true in this New Year.
Allow me to whish you a






                                          
Ray
                                     

     
あとがき                        


最後になりましたが、簡単な自己紹介を兼ねた簡単な受傷の経歴も記しておきます。
現在の怪我ですが、11月の終わりに、階段から転落して、左足首を痛めてしまったものです。
靭帯断裂はもう3回目ですが、今回は内側も外側も痛めてしまって、くるぶしから先が、変な方向に向いてしまうくらいに力いっぱい捻挫しました。
骨折も2箇所ありました。
12月の初めに、初めてNORIKKUさんにお会いしたのですが、
その時も「椅子に座っているだけでも痛い」という状態でした。
それから1週間も経たないうちに、バランスを崩して転倒した際に、今度は左手首、親指の付け根が折れてしまって、想像を絶する不自由な毎日です。

望んでない怪我の最中に、自爆エッセイを書いていましたので、話の説明がずいぶん投げやりになってしまったような気がします。
質問や感想はいつでも受け付けますので、深夜のChatに参加されるか、メール、Chatの紹介の書き込み欄、またはBBS掲示板などでお知らせください。


こうして考えてみますと、本当にたくさんの骨折をしました。
骨折を経験した部位だけでも、頭蓋骨、首、左肩、鎖骨、肋骨、腕、手首、指、手の甲、足の甲、足首、足指、尾てい骨…まだ忘れている所があるかもしれません。
主にバイクや車での事故ですので、その他に裂傷や火傷などもありました。
それでも未だにピンピン生きていますので、大した事ではなかったのでしょうね。


現在は2人の子供を持つ、普通のお母さんです。
スタントマンなどの過激で特殊な仕事もしましたが、結婚前までは、女性誌で官能小説や漫画を描いていました。
こちらのサイトでも、ギプスを取り入れた作品を投稿していきたいと思っていますので、応援してください。

骨折は痛いです。なるべくなら酷い怪我はしないように、気をつけて下さい。

← 秘密の写真 その1 

身体の内部です。
この釘は、一生そのままです。
火葬した時は拾って下さい
何処の骨かはヒミツです



← 秘密の写真 その2

縫って抜糸すると、こんな感じ。
痛いですよ〜
こんなの写すな?キモ〜
何処の傷かは秘密です



       少し前の写真ですが、これくらい腫れます。
       私は翌日、ギプスになりました。
        
    見えますか?   

こんな感じで年中松葉杖の生活です。
すっかり二の腕がたくましくなりました。
今はもうちょっと肉付きもいいし(笑)


それでは、CHATでお会いしましょう。深夜11:00〜2:00頃までお話してると思います。風邪などひかないでお元気で年末、年始をお迎えください。

END