ｼﾞｭﾘはある日、恋人のｶﾒﾗﾏﾝのﾋﾛﾐﾁから「ｷﾞﾌﾟｽになって欲しい、骨を折らせてくれ。写真が撮りたい」とｷﾞﾌﾟｽﾌｪﾁのｶﾐﾝｸﾞｱｳﾄと同時に骨折を迫られ、驚き、とまどいながらも、ﾋﾛﾐﾁにﾊﾝﾏｰで叩かれ骨折を試みる。受傷後、ﾋﾛﾐﾁに抱きかかえられ病院に搬送、無事にSLCになったｼﾞｭﾘとﾋﾛﾐﾁは浅草でのﾃﾞｰﾄを楽しむ。

二人の関係は極めて順調で、幸せに愛を育んでいるように思えていたｼﾞｭﾘであったが、ある日ﾋﾛﾐﾁが腕にｷﾞﾌﾟｽをはめ、装具で足を固定した女と密会している現場に偶然居合わせてしまう。ｼﾞｭﾘはﾋﾛﾐﾁの目を、自分に向けさせようと、車道に飛び出す。ﾋﾛﾐﾁを喜ばせる為、より大きなｷﾞﾌﾟｽをはめたい一心での行動だった。

ﾋｯﾌﾟｽﾋﾟｶになり、ﾋﾛﾐﾁも興奮を隠せずｼﾞｭﾘのｷﾞﾌﾟｽに飛びつき大きなｷﾞﾌﾟｽへの愛撫を繰り返す。激しい痛みの中にも幸せを感じていたｼﾞｭﾘ。しかし、身も心も捧げたﾋﾛﾐﾁに見知らぬ女からの謎の着信が・・・。ﾋｯﾌﾟｽﾋﾟｶｷﾞﾌﾟｽ女性の、ﾗﾝｼﾞｪﾘｰ、ｾﾐﾇｰﾄﾞ、ﾍﾞｯﾄﾞｼｰﾝ有りの甘くて切ない大都会のギプスストーリーをお届けします。

足を怪我して松葉杖で駆け寄る紅夜に向かって、愛していた恋人ｱｷﾗは「おまえとは終わったんだ」と冷たく突き放す。心まで深く傷ついた紅夜は、痛めた足を引き摺りながらも生活の為、OLの仕事を続ける。そんなある日、昼休みに買い物に出た店で、ﾊﾞﾗﾝｽを崩し階段で転倒してしまう。慌てて立ち上がろうとした時、学生時代に可愛がっていた後輩のｽｽﾞとﾊﾞｯﾀﾘ出会う。ｽｽﾞは紅夜の傷心を少しずつ癒し始めた。病院での献身的な介護、笑顔溢れる食事。そしてどちらからともなく手を取り合いキスを交わす。。。繊細な心が際立つ美しいﾋﾞｱﾝな関係の二人は、包帯やﾈｯｸｶﾗｰなどの医療器具を使い、夜を楽しみながら、互いをいたわり愛し始めます。実を言うと、この作品は「maggy作品のﾌｧｰｽﾄﾋﾞﾃﾞｵ」なんです。まだ音声を気遣う余裕や固執したｼﾅﾘｵも無く、大変未熟ではありますが、スーパー、市役所、病院、ﾌｧﾐﾚｽ、ﾎﾃﾙ・・・と場所と衣装を変えながら自然な展開でﾄﾞﾗﾏは進みます。ﾓﾃﾞﾙの美しさといたわりあう優しい雰囲気が、ﾗﾌﾞﾎﾃﾙを使った撮影であるのに、高潔で清涼感溢れる作品に仕上がっています。限りなくﾘｱﾙに近いﾛﾝｸﾞｷﾞﾌﾟｽも素晴らしく、どのｼｰﾝでも紅夜の造形美が力強く醸し出されています。撮影に不慣れな監督の私までも気遣ってくれた紅夜の演技には、感情の美しさをも感じる作品です。